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水井睦みずい整形外科院長

みずい整形外科院長。日本整形外科学会認定専門医、同会認定脊椎脊髄病医、同会認定リウマチ医、日本体育協会認定スポーツドクター。1995年北里大学医学部卒業。横浜市立大学医学部整形外科入局。大学病院、国立病院などを経て、2005年から東京・祐天寺にて開院。

痛風発作は「飲酒」「ストレス」「病気」「薬」が引き金に

公開日: 更新日:

【Q】友人がスキー場で痛風発作に襲われました。私も尿酸値が高く、心配です。どんなときに起きるのでしょうか? (小心な50代男性)

【A】足の親指の付け根が赤く腫れあがり、「風が吹いても痛い」「息ができないほど痛い」と表現されるほどの強烈な痛みが出るのが痛風発作です。

 アレクサンダー大王、フビライハン、ナポレオン、チャーチルらの英雄も発作に恐れおののいたともいわれています。

 痛風は尿酸にナトリウムが付着してできた尿酸塩が関節内で結晶になったために起こる関節炎を主体とする病気です。尿酸は遺伝子であるDNAと情報伝達に関連するRNA、それにエネルギーを担当するATPが分解されたときにできる老廃物。ほとんどの動物は分解されるので体内にとどまることはありません。
しかし、人間と一部の動物では、尿酸を分解する尿酸酸化酵素が遺伝的に欠損しているために尿酸が残ってしまうことがあるのです。

 尿酸の産生量と腎臓からの排泄量のバランスが崩れると、高尿酸血症となり、痛風になります。

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