新型コロナは中高年ほど重症化 肝心の「免疫力」とは何か

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「血液検査で病原体と闘う白血球やTリンパ球、NK細胞などを調べても免疫力を測ったことになりません。リンパ球でいうと、血液中には2%しかおらず、残りは血液以外のところにいますし、Tリンパ球の数は朝と夕方とでは倍ぐらい違います。血液検査でわかる免疫に関する細胞なんてほんの一部に過ぎないのです」

 定義も曖昧で、正確に計測できない免疫力だからこそ、その強化をうたう、非科学的な免疫力アップ法に多くの人が惑わされるのだ。

「科学的に信頼できる唯一の免疫強化法はワクチンです。麻疹は2回の摂取でほぼかからなくなりますし、効き目が悪いといわれる季節性インフルエンザワクチンでも有効率は30~60%あります。しかし、新型コロナ感染症のワクチンは開発されていません。ウオーキングやストレッチなどで白血球やリンパ球が流れる血液やリンパの循環を良くすれば免疫を高めることは可能です。しかし、運動習慣のない人が急に運動をすれば、それだけでストレスとなり逆効果です。それなら、免疫力アップよりも低下しないことを考えることが大切です」

 実際、「余命3カ月」を宣告された男性のエイズ患者が落ちていた免疫力を元に戻すことで3年間延命したという話があるという。

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