「酔ってどう帰ってきたか記憶にない」はアルコール依存症

公開日: 更新日:

■楽しく飲んでも記憶が飛ぶなら問題

 そもそもアルコール依存症とは、どういう状態を指すのか?

「アルコール依存症の診断基準は多岐にわたりますが、何らかの社会的損失や身体的損失が生じる飲み方を繰り返していれば、アルコール依存症やその予備群を疑った方がいい。酒の味が好きか嫌いか、度数が高いか低いかなどは、あまり関係ありません」

 40代のAさんは食べ歩きが好きで、酒は日本酒とワインを好む。楽しい酒飲みで、仲間から愛されている。しかし、飲んでいる途中から記憶が飛んでしまうことが珍しくない。夜10時に解散したはずなのに、終電がなくなった時間帯に自宅最寄り駅とはまったく違う駅にいることに気づき、タクシーで帰宅したり、ネットカフェに泊まったりすることがしばしば。カバンやジャケット、財布をなくしたり、身に覚えのないケガを負っていることさえもある。

 そんな話も、仲間内では武勇伝として受け止められており、「問題を生じる飲み方」とは捉えていない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情