コロナのPCR検査実施は増えたがはすぐには受けられない

公開日: 更新日:

 厚労省の集計によると、2月18日から4月15日までに全国で行われたPCR検査は16万1552件。1日平均2785件だったが、さすがに現在は1日5000件を超えるまでになってきた。安倍首相は、1日当たりの件数を「2万件にまで上げていきたい」と意気込む。韓国などで行われている「ドライブスルー検査」も検討するという。

 それでも感染が疑われる症状のある人であっても、すぐに検査を受けられるわけではない。森三中の黒沢は、複数の医療機関と保健所に相談したが、なかなか検査を受けられなかったという。2月1日から3月31日までに全国の帰国者・接触者相談センターに寄せられた相談は31万3475件に上るが、このうちPCR検査を実施したのは1万2595件。検査まで進むのは全体の4%で、96%は“門前払い”になっている格好だ。

 検査を受けるまで自宅で待機したり、結果が出るまで数日かかるケースも珍しくない。

(4月23日発売 日刊ゲンダイ「新型コロナ完全ガイド」より)

【連載】コロナ陽性患者が必ず経験する苦痛

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?