腰の後ろと太ももの前の筋肉が緊張すると腰痛を引き起こす

公開日: 更新日:

 パーソナルトレーナーとしても活動するアスレチックトレーナーの三田貴史さんは、都内の整形外科でリハビリ指導も行っている。患者の訴えで多いのが、腰痛だ。

「腰痛をよく起こす人は、腰の後ろの筋肉が緊張して短くなる傾向がある。そうなるとバランスを取るために、太ももの前の筋肉も短く収縮するようになる。ですから、腰痛を軽減・予防するには、太もも回りの筋肉をほぐすことが必要です」(三田さん=以下同)

 特に高齢者は、太ももの前の筋肉が硬くなりやすい。年齢を重ねると、筋肉や靱帯の柔軟性が乏しくなるからだ。腰痛が悪化すると、行動範囲が狭くなり、生活の質も下がる。太もも周囲の筋肉をほぐせば腰痛対策になるので、ぜひ毎日やってほしい。

 やり方は非常に簡単だ。壁や椅子に手をついた状態で、片足を後方に上げ、手で足首をつかみ(届きにくい人は足の甲でも)、足首、かかとをお尻に近づけ、呼吸をしながら20秒キープする。左右両方やる。10回を1セットとし、毎日2セットやるのが当座の目標。

 片足立ちが不安なら、横向きに寝転んで行ってもいい。また、足が上がらず手で足首をつかめない人は、足首にタオルを引っ掛け、手で引っ張ってお尻に近づける方法でもOK。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも