子宮頸がん 日本で30~40代女性に増加している理由とは?

公開日: 更新日:

 そもそも検診率は低い。進行がんになれば予後は悪く、排尿障害、下肢のリンパ浮腫など術後の後遺症がある。なお、子宮頚がんの死亡者数は年間約2900人だ。

「HPVワクチンが浸透している国では、HPVウイルスの検査で陰性なら5年は検診不要、つまり子宮頚がん発症リスクはほぼない、としているところもあります。日本は大幅に遅れているとしか言いようがない」

 親はHPVワクチン接種について正しい知識を持って子供と話し合った方がいい。定期接種世代で接種を考えているなら、4価なら居住地域の市区町村の予防接種担当課へ、9価であれば接種を行っている小児科、産婦人科などへ相談を。

「4価か9価か迷うなら、費用はかかるものの、子宮頚がん予防率が高い9価をお勧めします。セックス経験がある人も、特に20~30代と若い年代なら、ワクチン接種を検討した方がいい」

 予防できるがん。チャンスを逃すべきではない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃