肌<上>専門医が教えるマスクの肌トラブル回避法

公開日: 更新日:

 新型コロナの蔓延で、今年は高温多湿の中でのマスク着用で不快な思いをしている人は多いだろう。口の周りが蒸れると雑菌が繁殖しやすくなるので、湿疹など肌のトラブルが起こりやすい。どんな対策をとればいいのか。「うるおい皮ふ科クリニック」(千葉県松戸市)の豊田雅彦院長が言う。

「マスクはできるだけ肌触りが良く、通気性の良いものを選びましょう。着けてみてかゆみなどがなければ、素材は特に問いません。一般的な使い捨ての不織布マスクを使用する場合は、時間がたつとけば立って刺激になりやすいので、できれば日中に1回は取り換えた方がいいでしょう。それと、少し大きめのマスクにして、定期的にマスクを浮かせてマスク内の湿気を逃し、蒸れを防ぐようにします。また、皮脂や汗、唾液などの汚れによる肌荒れを防ぐために、ティッシュなどでこまめに口の周りをやさしく拭くようにしてください」

 そして、何より大切になるのは朝、マスクを着用する前や帰宅して洗顔した後に、顔全体にたっぷりと保湿剤を塗ることだ。肌の保湿が保たれていないと皮膚のバリアー機能が低下して、細菌やアレルゲン(アレルギーの原因物質)などが侵入して湿疹やかぶれなどの原因になる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった