網膜円孔・網膜裂孔<2>自分では「白内障」を疑ったが…

公開日: 更新日:

 検査項目は「屈折検査」から始まり、「角膜曲率」、「精密眼圧」、「調整検査」、「眼底三次元画像解析」と続き、右目は「汎網膜硝子体検査」が行われた。

 網膜の断層を撮影するのが「眼底三次画像解析」で、「汎網膜硝子体検査」(OCT)は、特殊なレンズで眼の奥を見る検査である。

 診察が終了し、看護師が診察室の明かりを点灯すると、担当医がおもむろ診断の結果をこう告げた。

 「病名は網膜円孔・網膜裂孔です」

 いったいどのような病気なのか。これまで自覚症状は全くない。眼に穴ですか!と質問すると、

「そう、眼に穴が開いている病気です。あなたの場合は、生まれつきかもしれませんが、中高年に多く、原因は加齢や近視などですね。治療を怠ると白内障や網膜剥離を速めてしまいます。治療の選択は、レーザー治療による凝固です」

 このように説明を受けても、今一つ理解が出来なかった。

 担当医師は、さらに動画を見せながら、網膜円孔が発症するメカニズムを解説してくれた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか