網膜円孔・網膜裂孔<2>自分では「白内障」を疑ったが…

公開日: 更新日:

 眼の表面には、眼を護る角膜や虹彩、それにレンズの役割を果たす水晶体がある。いわゆる瞳である。

 その水晶体を取り囲むように硝子体があり、さらに奥にフイルムの役目をする網膜がある。

 つまり、眼で捉え物が水晶体に写され、写された物は、網膜というフイルムに収まる、

 物や活字といったこうした視覚情報が、網膜の視神経を通して脳に伝えられるのだ。

 ところが加齢などが原因で、眼の内部の体積(硝子体)が縮小すると液化(液化硝子体)部分が増え、網膜にも変化が起こる。

 高齢者でなくても若年層に起こる網膜剥離は、強度の近視や遺伝性等、または眼を強く打ったりすることが主な原因だ。

 担当医は、「眼球の内部は硝子体という無色透明のゼリー状できていますが、この硝子体に引っ張られる形になると網膜が剥がれてきます。この剥がれるときに網膜が裂けたり、穴が開いてしまうのです」と、説明してくれた。

 この日の診察料金は、2,320円(2割負担)である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか