老化進行を遅らせたければナスは皮のまま水にさらさず調理

公開日: 更新日:

 初夏から秋にかけて一層おいしくなるナス。本来なら今の季節、旬ということで安価になるはずだが、今年は天候不良の影響であまりお得には感じられない。しかし、シーズン中には、やはりたくさん食べておきたい。

 ナスはトマトやキュウリなどと同様、水分が90%以上を占める。

 利尿作用があり、取りすぎたナトリウム(塩分)の排出を促して血圧を下げるカリウムが豊富で、100グラム中220ミリグラム(生の場合)含まれている。塩分を取りすぎて翌朝顔がむくむかも、というときは焼きナスやナスの煮物など、塩分少なめのナス料理を食べるといいだろう。

 ナスの皮の紫色は、ポリフェノールの一種「ナスニン」によるもの。ブルーベリーに含まれるアントシアニンと同様、目の疲れの回復にいいといわれている。また、ポリフェノールは老化を進行させ、病気のリスクを高める活性酸素を抑える抗酸化作用があるので、積極的に摂取したい。調理の過程で皮をむいた場合は、その皮は捨てずに、塩もみしたり、醤油、酢、ゴマ油のタレに漬けたり、味噌汁や炒め物の具材に使ったりするといいだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋