がんに対する温熱療法「ハイパーサーミア」のここが凄い

公開日: 更新日:

 医療関係者の中には、「体を温めるのなら温泉でも民間療法でもいいじゃないか」と思う人もいるかもしれない。

 しかし、それでは皮膚表面の温度は上がっても体の奥に潜むがんに熱が届かない。

「ハイパーサーミアは免疫の上乗せ効果が期待できるため、今後、脚光を集める治療法だと期待しています。より多くの人に理解していただけることを願っています」

 なお、今大会はオンラインで行われるが、そのためのオンライン学会システムが群馬大学で新たに開発されたという。

「現在、学術大会は民間の会議システムが利用されていますが、その中には海外のサーバーで運用され、情報が外国に利用される恐れがあります。それを回避するために大学内のサーバーでオンライン学会システムを開発しました。安全性に優れているため病院はもちろん、警察や消防署などから問い合わせがくるなど関心を持たれています」

 会議システムに興味がある人にとっても面白い大会になるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景