著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

ためらいがちな乳がん手術後の性生活はどうすればいい?

公開日: 更新日:

 10月は乳がん月間です。ピンクリボンキャンペーンなどの名前で検診を呼び掛けたりするのでご存じの方も多いのではないでしょうか。

 国立がん研究センターによると、乳がん女性のがんの中でトップで、発症者は年間9万1600人。9人に1人は生涯で発症するといわれ、閉経前後から発症率が上がります。年齢が近い友人たちも発症しており、私も他人事ではありません。

 今回はこの月だから考えたい、治療後にためらいがちな性生活についてです。術後の後遺症が落ち着き、元の生活に戻っても、さて性生活はどうしようと悩んでいる人は少なくないでしょう。

 もし自分が「セックスしたいな」「夫(彼氏)の肌のぬくもりをじかに感じたいな」と快楽を得たいと思うなら、セックスを再開することをお勧めします。快楽のある性生活で、つらかった闘病生活のストレスも吹き飛ぶかもしれません。「夫(彼氏)の快楽」ではなく、あくまでも「自分の快楽」がポイントです。

 体に心配があるなら、医師や看護師に相談してください。問題がない場合、まず始めて欲しいのが話し合い。事前に体や心の変化についてパートナーと話し合う時間を持つことが大切です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い