新型コロナの後遺症には「血栓」が大きく関わっている

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 中等症~軽症の新型コロナ患者を受け入れている江戸川病院の加藤正二郎院長が言う。

「新型コロナウイルスに感染した患者さんは、血管内で血液の塊が生じる『血栓症』が起こっている割合が明らかに多い。できた血栓が体内のあちこちの血管に詰まって血流が悪化することで、倦怠感、頭痛、食欲不振、めまい、動悸、息切れ、脱毛といった後遺症につながっているのではないかと考えられます」

■退院後にだるさを訴える患者を検査すると…

 新型コロナ患者に対し、血栓症の診断時などに用いられている「Dダイマー」の測定を行うと、大きな血栓があるレベルの高い値を示すケースが多いという。Dダイマーは、凝固反応によって生じた血栓が分解された際にできる最終的な分解産物で、体の中のどこかに血栓があると数値が高くなる。

「一般的に正常値は1.0(μg/ミリリットル)とされていて、10.0以上であればエコー検査を行うなどして血管内に大きな血栓があるかどうかを調べます。新型コロナでは入院する段階で5~10という患者さんがたくさんいて、中には30~40というケースや70まで高くなっていた患者さんもいました。ただ、エコー検査を行ってみると、明らかに大きな血栓は見当たらないことがほとんどです。となると、脳をはじめ全身の微細な血管に小さな血栓が多く生じているのではないかと考えられます」(加藤院長)

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