著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

ゴーヤーは日焼け対策に レモンより多くビタミンCが含まれる

公開日: 更新日:

 100人の2型糖尿病患者を対象にゴーヤーを食べた研究では、86人で空腹時血糖と食後過血糖の両方が改善し、5人では空腹時血糖のみの改善が認められています。その他、ゴーヤージュース(50ミリリットルを1日1~2回)を飲んだ18人の糖尿病患者のうち13人で耐糖能が改善したという報告や、8人の患者にゴーヤーの乾燥粉末を7週間投与した後、空腹時血糖と耐糖能が改善したという研究もあるのです。

 基礎研究の分野にはなりますが、抗ウイルス作用、抗炎症作用、コレステロール低下作用、抗がん作用なども報告されています。そして、モモルデシンは血糖値を下げる効果の他に、血圧低下作用、胃酸の分泌を促して食欲不振解消作用、整腸作用があることが認められているのです。さらに、β―カロテンや葉酸、鉄なども含まれるので、夏バテを予防し疲労回復のためにもゴーヤーは最適な食材といえるでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景