著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

ゴーヤーは日焼け対策に レモンより多くビタミンCが含まれる

公開日: 更新日:

 独特の風味と苦味が特徴的なゴーヤー。もともと中国からやってきたものなので中国で呼ばれているのと同じ「苦瓜(ニガウリ)」や、和名の「蔓茘枝(ツルレイシ)」が一般的。しかし、近年沖縄料理が全国的に普及したことで、ニガウリやツルレイシよりも沖縄方言の言い方であるゴーヤーの方が一般的な呼び名になったようです。

 そんなゴーヤーに含まれる栄養素で特徴的なのがビタミンC。100グラム当たり76ミリグラム含まれているのですが、ビタミンの代表ともいわれるレモン(果汁)は100グラム当たり50ミリグラムなので、レモン果汁よりゴーヤーの方がビタミンCが多く含まれていることになります。これから日差しが強くなる時季です。ぜひ、朝からビタミンCをしっかりとって日焼け対策に役立ててみてはいかがでしょうか。

 また、チャランチン、モモルデシン、ポリペプチド-Pなどの成分も注目されています。これらの栄養素は、肝臓や筋肉、脂肪細胞に糖を取り込みやすくさせて、血糖値を低下させてくれるのです。また、筋肉や肝臓などに糖を蓄えてくれるグリコーゲンの合成を促してくれることも。これらの働きで、耐糖能が改善され、糖尿病に対する効果が表れるという報告があります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも