著者のコラム一覧
小林秀行東邦大学医学部泌尿器科学講座准教授

1975年、東京都生まれ。2000年東邦大学医学部を卒業。卒後研修終了後に東北大学大学院医学系研究科病理病態学講座免疫学分野に進学。医学博士を取得。ペンシルバニア大学獣医学部にてリサーチアソシエイト。その後、東邦大学医学部泌尿器科学講座に復帰。2014年より現職。日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本生殖医学会生殖医療専門医。専門は男性不妊症。noteにてブログ「Blue-男性不妊症について」を配信中。

自転車に長時間乗ることが不妊症の原因になるって本当?

公開日: 更新日:

サッカーとバスケは精索静脈瘤の有病率が高い

 サッカー、バスケットボールハンドボールは精索静脈瘤の有病率と重症度の上昇に関連していました。逆に水球選手は精索静脈瘤の有病率と重症度が低いことが分かりました。このことは、精巣の温度が関係していると思われます。水球競技は水の中でプレーするので精巣の温度が高くならないのでしょう。しかし水球は水中の格闘技と呼ばれ、精巣を蹴られたりするリスクは高いので、精巣外傷には気を付けたいところです。

 最後に自転車に関しての報告です。コロナ禍でそれまで電車通勤だったのを自転車通勤に変えた方や、健康のために自転車に乗り始めた方もいるかと思います。これから紹介するサイクリングは、日本でいう“ママチャリ”ではなく、ロードバイクをイメージしてください。

 ロードバイクは乗らない人にはピンとこないかもしれませんが、ヘルメットとサングラスを着用し、ピタッとしたサイクルジャージを着て、“レーパン”と呼ばれる膝上までのピタピタのレーサーパンツを履いて乗る乗り物です。ビンディングシューズといってペダルとシューズが器具で一体化できることもあり、ママチャリとは比べ物にならないスピードで走ることができます。

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