20代でも「五十肩」になることはあるのでしょうか?

公開日: 更新日:

 その後、「拘縮期」を迎え、安静時の痛みや夜間の痛みは軽減しますが、肩関節の拘縮が始まります。ここでリハビリをスタートさせます。

「回復期」になれば痛みは軽減しますが、拘縮が残らないようにストレッチやより積極的な運動をしていきます。

 また、「腕が上がらない」「肩が痛い」と受診される患者さんの一部で、「腱板断裂」を起こしているケースもあります。これは、肩のインナーマッスルである腱板筋が上腕骨の付着部分で切れてしまった状態です。腱板が切れている場合は外科手術が必要となることもあり、「五十肩」だと自己判断していると肩関節の変形につながるリスクもあるので早めの受診が必要です。

▽鈴木辰朗(すずき・たつろう) 2013年3月に福島県立医科大学医学部卒業後、藤沢湘南台病院整形外科に勤務。21年4月から医療法人社団淳英会「おゆみの中央病院」整形外科医員。日本整形外科学会、日本関節病学会に所属。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々