アナウンサーの濱中博久さん 心筋梗塞の手術から回復まで

公開日: 更新日:

 仰天しつつも、痛くも苦しくもない状態で救急車はためらってしまい、タクシーと電車で病院まで行きました。すると、すでにドクターたちがスタンバっていて、「遅かったですね」と言われるわ、すぐに処置室に運ばれるわ、「家族を呼んで」と言われて慌てるわで、今思うとまるでドタバタ喜劇です。

 心臓の状態は、3本ある太い冠動脈の1本が髪の毛ほどの隙間しかなく、心筋の壊死が始まっていてもおかしくないきわめて危険な状態でした。すぐにステントを血管内に入れる手術を受け、アッという間に血流が回復して、3日間ほどで退院できました。

 幸い私は大事に至る寸前で治療を受けることができ命拾いしましたが、自分は健康意識が高いので大丈夫という思い込みは完全に打ち砕かれ、血管の劣化が進んでいるという事実。どんなに気をつけていても、こういうことは起こるのです。寿命は個体差ですし、弱点となる体のパーツも人それぞれ。なるべく自分の弱点パーツを長持ちさせるようにするしかありません。

「気をつけてるから大丈夫」と思わずに、少しでも変だなと思ったら放置しないことが大切だと思います。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも