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堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「断れない人」は分析的思考が弱く、「断れる人」は共感力が弱い

公開日: 更新日:

 携帯電話に知らない番号から着信があり、出てみると勧誘や販売促進の類いだった。あるいは、街中で突然話しかけられ足を止めてしまい、よくよく聞くと怪しい勧誘だった――。

「いえ、結構です」ときっぱりと断れる人がいる一方で、そういったことができず、長話に付き合ってしまう人もいると思われます。心の中では「断りたい」と思っているのに、どこか気まずさや申し訳なさを感じて、抜け出すタイミングを見失う……。

 こういった方に覚えておいてほしいのが、「脳は他者への共感と分析的思考を両立できない」というケース・ウエスタン・リザーブ大学の研究(2012年)です。

 実験では、45人の健康な学生に対して、「他者の気持ちを考えさせる問題」と「物理学を解く問題」を提示し、その上で脳の活動をMRIで解析しました。

 問題は、文章やビデオで出題されたのですが、形式に関係なく片方の機能が活動している場合、つまり「他者の気持ちを考えているケース」では、物理学を解くために必要な脳の部分が抑圧されており、「物理学を解くために考えているケース」の場合は、他者の気持ちを考えるために必要な脳の部分が抑制されていることが分かったそうです。

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