首<下>睡眠中の首の姿勢の正しさは寝返りの良さにあらわれる

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②日中の姿勢で歪んだ背骨や、ストレスのかかった筋肉をリセットする

③体温調節を促す

 これらの働きがうまく行われていないと、朝起きたときに「首や肩が痛い」「疲労感」「寝違え」「頭痛」「腰痛」などの症状が出やすいのだ。

 そして、寝返りを阻害する原因のひとつに、枕や寝台(ベッドや布団)が合っていないことが挙げられる。特に枕が合っていないことで首姿勢が悪くなり、いびきや無呼吸が起こる場合があるという。

「私は長年の臨床経験から、睡眠時の寝姿勢を整える上で、最も重要なアイテムが枕だと考えています。首は『体軸』の一部として、胸や腰と比べて非常に不安定な部位であり、その睡眠中の首姿勢を決定するのが枕だからです」

 適切な枕を選ぶとき、最も大切なのは、枕の「高さ」と「硬さ」だという。適正な高さは、その人の体格によって異なる。基本的には、横向きに寝て「額」「鼻」「顎」「胸」の中心ラインが一直線になる高さ。そして、あおむけに寝てのどや首筋に圧迫感がなく、呼吸しやすいこと。首から肩にかけて力が抜けている状態になることが大切になる。

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