薬を飲んでいるのに血圧が下がらない…それなら「薬の選び方」に問題あり

公開日: 更新日:

 高血圧に関係するホルモンに、レニン・アンジオテンシン系とナトリウム利尿ペプチド系がある。前者が血管収縮ホルモンで、後者が血管拡張ホルモン。この2つは拮抗関係にあり、ちょうどよいバランスを保っていればいいが、それが崩れると血圧が高くなる。

 たとえばストレスなどで交感神経が過敏になると、レニン・アンジオテンシン系の分泌が活発になり、血管が過度に収縮し血圧が上がる。

 体内の水分や塩分が足りないとレニン・アンジオテンシン系が活性化して血管が収縮し、塩分の吸収が促され、血圧が上がる。血液中の塩分が多いと、塩分濃度を下げるために血液量が増え、血圧が上がる。この時、レニン・アンジオテンシン系の分泌が抑制され、代わりにナトリウム利尿ペプチド系の分泌が活発化し、余分な塩分を排泄しようとする。

■血液検査で確認

「血管の収縮、血液量の増加は、どちらも血圧上昇の原因になります。血管収縮タイプの高血圧か、血液増加タイプの高血圧か。これは、検査で分類できます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 4

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  5. 5

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  1. 6

    ソシエダ久保建英にポルトガル名門への移籍報道…“あり得ない振る舞い”に欧州ザワつく

  2. 7

    「続・続・続」待望の声続々!小泉今日子&中井貴一「最後から二番目の恋」長寿ドラマ化の可能性

  3. 8

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  4. 9

    旧ジャニーズ「STARTO社」福田淳社長6月退任劇の内幕と藤島ジュリー景子氏復権で「お役御免」情報

  5. 10

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇