薬を飲んでいるのに血圧が下がらない…それなら「薬の選び方」に問題あり

公開日: 更新日:

 高血圧に関係するホルモンに、レニン・アンジオテンシン系とナトリウム利尿ペプチド系がある。前者が血管収縮ホルモンで、後者が血管拡張ホルモン。この2つは拮抗関係にあり、ちょうどよいバランスを保っていればいいが、それが崩れると血圧が高くなる。

 たとえばストレスなどで交感神経が過敏になると、レニン・アンジオテンシン系の分泌が活発になり、血管が過度に収縮し血圧が上がる。

 体内の水分や塩分が足りないとレニン・アンジオテンシン系が活性化して血管が収縮し、塩分の吸収が促され、血圧が上がる。血液中の塩分が多いと、塩分濃度を下げるために血液量が増え、血圧が上がる。この時、レニン・アンジオテンシン系の分泌が抑制され、代わりにナトリウム利尿ペプチド系の分泌が活発化し、余分な塩分を排泄しようとする。

■血液検査で確認

「血管の収縮、血液量の増加は、どちらも血圧上昇の原因になります。血管収縮タイプの高血圧か、血液増加タイプの高血圧か。これは、検査で分類できます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々