著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

血液型とコロナ重症化の関係 「SARS」「MERSで」ではどうだったのか

公開日: 更新日:

 さらに12年、やはり変異したコロナウイルスによる「MERS(中東呼吸器症候群)」がアラビア半島で発生しました。こちらも肺炎を主とする感染症で、19年11月末までに、アラブ諸国を中心に世界27カ国で約2500人が感染、858人が死亡しました(致死率34.4%)。このときも、やはりA型が重症化しやすいこと、O型は感染しにくいうえに重症化しにくいことが確認されています。

 つまりコロナウイルスは、今回の新型コロナに限らず、血液型によって感染や重症化のリスクが違っているらしいのです。

 しかしこれはコロナウイルスに限ったことではありません。インフルエンザウイルスやノロウイルス、ヘリコバクター・ピロリ菌、マラリア原虫など、感染リスクや重症化リスクが血液型と関係している病気はまだほかにもあります。

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