著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【蕾菜】気持ちを落ち着かせる成分タップリの新しい野菜

公開日: 更新日:

 蕾菜(つぼみな)はアブラナ目アブラナ科に属する野菜で、根に近い部分は白色、上に行くほど緑色のまさに蕾のような形の野菜です。コリコリとした食感でほどよい辛味があり、からし菜の変種とされています。福岡県の種苗会社が中国から導入し、改良を続けて福岡県JAへ商標登録の申請をし、生産や出荷が始まったのはなんと2008年ごろという、比較的最近目にするようになってきた野菜のひとつです。

 他にも祝蕾(しゅくらい)や子宝菜などと呼ばれる似たような形のものは福岡県以外でも栽培されていますが、これは蕾菜が福岡県でしか栽培が認められていないためです。

 もちろん、味などに微妙に違いはあるものの、蕾菜と同じ仲間と考えていいでしょう。1~3月ごろに出荷のピークを迎えるため、今まさに旬の野菜といえます。食用とする部分が花の蕾に似ているので、まさに春が近づいている気持ちが高まりますね。

 そんな蕾菜には注目すべき栄養成分がたくさん含まれています。まずは血圧降下作用や精神の安定に効果があるといわれているγ-アミノ酪酸です。「GABA」とも呼ばれてます。GABAは1日10~20ミリグラムの摂取で血圧抑制などの効果があるといわれますが、蕾菜には、なんと100グラム中に40ミリグラムも含まれているのです。蕾菜は大きさにもよりますが1パック当たり4~10個で約50~100グラムとして売られていることが多いです。目安にしてみてください。

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