原発不明がんの治療薬が世界初の承認 治療はどう変わるのか

公開日: 更新日:

 画期的な抗がん剤として注目を集める免疫チェックポイント阻害剤。そのひとつ、「ニボルマブ(製品名オプジーボ)」が昨年末、原発不明がんの薬として承認された。これまで原発不明がんには承認された薬がなく、世界初だ。しかし、原発不明がんとは、そもそもどういう病気? 近大医学部腫瘍内科の中川和彦教授に聞いた。

 がんは、肺がんなら肺、胃がんなら胃と、ある部位に最初に発生し、やがてがん細胞が血液やリンパの流れに乗って、別の部位に転移する。

 最初にがんができたところが「原発巣」で、転移したところが「転移巣」。

 治療は、原発巣が何かをもとに行われる。たとえば肺にがんが見つかっても、検査で胃からの転移と判明すれば、胃がんの治療が行われる。

 一方、原発不明がんとは、十分な検索にもかかわらず原発巣が不明なもの。原発巣が不明ということは治療が立てづらいということになる。

「血液検査や尿検査、画像検査などで生検可能な部位を見極め、組織学的診断を並行して原発巣を推定します。特殊な免疫組織化学、遺伝子・染色体検査、遺伝子プロファイル検査を行うこともあります。しかし、それでも原発巣が不明なことが多い」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    打線強化急務の巨人が今オフ、トレード獲得に舌なめずりする日本ハム2選手の名前

  2. 2

    日本ハム助っ人レイエスに「70万ドル請求訴訟」 タティスJr.も敗れた“収入10%契約”の落とし穴

  3. 3

    日テレが“打倒 VIVANT”へ総力をかけて挑むドラマ「俺たちの箱根駅伝」の勝算

  4. 4

    経済閣僚から相次ぐ「高市総理はリフレじゃない!」の無責任…にじむのは露骨な米国への配慮

  5. 5

    何ら新味なかった高市改造人事で期待できるとすれば、勢いづいた藤田維新の“大暴れ”くらいか?

  1. 6

    歌番組を見ながら紅白を考えた…来春メンバーが2人になる純烈が気になる

  2. 7

    維新から入閣の中司宏新大臣に案の定「裏金疑惑」…高市内閣は支持率20ポイント暴落もある

  3. 8

    川島道行さんは闘病19年 脳腫瘍グレード2で5年生存率は7割

  4. 9

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 10

    WEST.“史上最悪の空中分解”で前途暗雲…10年前のSMAP解散時を超える衝撃