膀胱(上)過活動膀胱は女性よりも男性に多い 医師が解説

公開日: 更新日:

 加齢に伴って増えてくる「尿トラブル」。その代表的な疾患が40歳以上の日本人の8人に1人が罹患しているとされる「過活動膀胱」だ。さまざまな原因で引き起こされる症候群で、「急に我慢できない尿意が起こる(尿意切迫感)」「一日中、何度もトイレに行く(頻尿)」「就寝中に尿意で目が覚める(夜間頻尿)」「トイレに間に合わず、漏らしてしまうことがある(切迫性尿失禁)」が特徴的な症状になる。

 ただし、頻尿(日中の排尿回数が8回以上)の原因を過活動膀胱だと思い込んでいる人は多いが、必ずしも過活動膀胱と頻尿はイコールではない。「尿トラブルは自宅で治せる」(東洋経済新報社)の著者で「永弘クリニック」(埼玉県新座市)の楠山弘之院長が言う。

「表れている尿トラブルの症状が過活動膀胱であると決定づける一番の要素は、急にトイレに行きたくなり、我慢できないほどの尿意切迫感が週に1回以上あることです。通常は、トイレに行きたくなり、だんだん我慢できなくなります。尿意切迫感の場合は、トイレに行きたくなる兆しもなく、突然行きたくなるのです。ですから、切迫感を伴わず、ただ排尿回数が多いだけでは過活動膀胱ではありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし