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安井謙二整形外科医

東京女子医大整形外科で年間3000人超の肩関節疾患の診療と、約1500件の肩関節手術を経験する。現在は山手クリニック(東京・下北沢)など、東京、埼玉、神奈川の複数の医療機関で肩診療を行う。

「凍結肩」でよくある質問 夜に痛みが強くなる一因は重力の影響

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 パズルのピースのように、きれいにコラーゲンが修復部に並べばいいのですが実際にはバラバラに積み重なって固まり変形します。これを線維化といい、動かさない期間が長いとその硬化はより悪化するとされています。そのため炎症がある時は安静にしなければなりませんが、炎症が鎮まり痛みが緩和してからは運動刺激を与えることが大事なのです。

【夜間痛はなぜ起こるのですか?】

 夜になって寝ようと布団に入っても痛みで眠れないことを指しますが、その仕組みは正確にはまだわかっていません。

 昼間、体を起こしている時、約3~5キロある腕はその重みで胴体から引き下がるので、そのつなぎ目となる肩内部では隣り合う組織同士にゆとりができます。

 一方、横になると重力の影響がなくなり腕が引き下がらなくなります。そのため、肩内部のゆとりがなくなり刺激されやすくなる(=痛みが出る)という見解があります。また、夜間は日中の煩雑さがなく、注意が肩に向きやすくなるため、などとも考えられています。

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