コロナ禍で増加 「帯状疱疹」を重症化させない2つのポイント

公開日: 更新日:

 帯状疱疹で重要なのは早期治療。帯状疱疹の70%は1カ月以内に症状が治まるが、言い換えれば30%は1カ月を過ぎても治らない。また、10%は後遺症である帯状疱疹後神経痛を発症する。早期治療は、それらのリスクを下げるのだ。症状はまず、チクチク、ピリピリといった皮膚の痛みから始まる。体の左右片側に起こる。

「帯状疱疹は顔に出ることも多く、目の周りがピリピリする、頭痛がある、と訴える患者さんもいます。何かが触れなくても、皮膚の違和感がある。ジンジン、ズキズキと感じる人もいますし、痛みの範囲は狭い場合もあります」

 痛みは数日から1週間ほどで水膨れを伴う赤い発疹になる。最初は皮膚が赤くなる程度の人もいる。

「できれば体の片側の皮膚の違和感の段階で、皮膚科を受診してほしい。問診と視診から帯状疱疹と判断できれば検査なしにすぐに抗ウイルス剤を投与します。早ければ早いほどいい」

■後遺症のリスクも下げる

 帯状疱疹の早期治療が重要なのは、すでに触れたように、後遺症である帯状疱疹後神経痛のリスクを下げるためだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 8

    ソフトバンクに「スタメン定着後すぐアラサー」の悪循環…来季も“全員揃わない年”にならないか

  4. 9

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  5. 10

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明