「PMS」(月経前症候群)を軽くするために男性も知っておきたいポイント

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 重いPMSの場合、家庭や仕事に与える影響は大きい。大塚製薬が昨年9月、PMSの自覚があり、症状が重い285人(正規雇用の会社員で管理職に登用される機会があった女性)を対象に行った調査では、「管理職への昇進を辞退したことがある・辞退するか悩んだことがある」「仕事を辞めたことがある・辞めようと悩んだことがある」と回答した人は、いずれも半数を超えた。

 しかし、PMSは適切な対策で日常生活に支障がない程度まで軽減できる。最も重要なポイントは、「自覚する」。

「PMSという言葉は知っていても、自分の症状がPMSだと自覚していない人が大半です。PMSは生活改善でかなり改善できることは研究で証明されています。まずは自分の不調がPMSだと自覚し、その上で生活スタイルを見直す」

 不調があればカレンダーや手帳に記す。月経前に不調が始まり、月経開始数日で治るなら、PMSの可能性が高い。月経と連動していなければ別の病気が考えられる。

「PMSの場合、適度な有酸素運動、喫煙・飲酒・カフェインの取りすぎ回避、規則正しい睡眠習慣が有効だということがわかっています」

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