「PMS」(月経前症候群)を軽くするために男性も知っておきたいポイント

公開日: 更新日:

 月経に伴い不調が生じる「PMS」(月経前症候群)は、月経がある女性ならだれにでも起こる可能性がある。男性も「俺は関係ない」ではいられない。PMSについて、産婦人科医の尾西芳子さんに聞いた。

 ◇  ◇  ◇

「PMSの症状は細かく挙げれば200以上と非常に多岐にわたります。典型例では、頭痛、腹痛、胸の張り、肌荒れ、にきび、便秘、吐き気、イライラ、落ち込み、眠気、集中力低下、食欲増進、甘い物が欲しくなるなど。月経の3~10日前から何らかの不調が生じ、月経が始まると2、3日で治るようなら、PMSが疑われます」

 PMSには、排卵後の女性ホルモンの急激な変動、セロトニンやGABA(ギャバ)といった神経伝達物質、また自律神経の働きなどが関係しているとみられているが、はっきりした原因は解明されていない。

「体質、性格、生活習慣、環境などが絡み合ってPMSの症状が出る。程度もその時の環境で異なり、これまで何ともなかったのに、受験、育児、介護、異動などを機にPMSに悩まされるようになった人もいます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束