世界は「BA.2」を越えてウィズコロナに向かっている 医療情報学の専門家が特別寄稿

公開日: 更新日:

 まん延防止等重点措置が解除になり、プロ野球が入場制限なく開幕を迎えるなど、第6波がようやく収束しつつある。しかし、新規陽性者数の減少は期待ほどペースが上がらない。テレビからは「高止まり」といった言葉が聞こえてくるようになってきた。

 こんなときには、海外のトレンドを眺めてみるのがいいだろう。とくにヨーロッパ諸国の状況が重要だ。というのも、今までの経験から、日本の感染動向は、ヨーロッパの1~2カ月遅れで進行することが分かっている。

 そこで世界保健機関(WHO)のオープンデータを用いて、オミクロン株の流行期間(2021年11月1日以降)の新規陽性者数(7日間平均)を計算し、感染のピークを特定した。

 まずイギリスである。イギリスは最も早くピークを迎えた国のひとつで、昨年末(12月31日)からの1週間が最悪期であった。新規陽性者は319.3人(1日当たり・人口10万人当たり=以下同)に達した。その後は2月下旬までに50人以下に減少。ところが再び増加に転じ、3月17日からの1週間で2回目のピーク(126.8人)を迎えた。現在は減少傾向にある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?