著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【イワシ】骨を養う「腎」の働きを高めて骨折を予防する

公開日: 更新日:

 シニアにとってとりわけ注意したいのが「骨折」です。身体機能や生活の質が下がるだけでなく、「寝たきり」の大きな原因になってしまいます。骨の強度が低下して、骨折しやすくなる「骨粗しょう症」は、なんとしても予防しておきたいものです。

 骨の強度は、骨密度と骨質によって決まります。骨密度は20代がピークで、以降は次第に低下します。40代くらいまではなんとか維持できるものの、50代からは減少する一方。とくに女性は閉経後、骨形成を促進するエストロゲンの分泌量が減ることで、極端に低下してしまいます。

 そのため、骨粗しょう症は女性に多い傾向があるとはいえ、60歳を過ぎると男性にも増加します。骨粗しょう症の発症に関係する糖尿病や高血圧、喫煙、飲酒も男性の割合が多いということもあるので油断は禁物! 骨を強める食養生で生涯現役を目指しましょう。

 中医学において、骨は老化をつかさどる臓器「腎」との関わりが深いと考えます。腎は骨を養うため、働きが低下すると骨がもろくなり、折れやすくなってしまいます。また腰が曲がったり、腰痛などを引き起こします。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー