著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

バラは食物繊維が豊富 お腹の調子を整えストレス解消効果も

公開日: 更新日:

 バラが地球上の各地に現れたのは、5000万年以上前。観賞用以外に摘みたてのバラの花びらはお茶やお酒、ジャムなどにも使われてきました。近年、「エディブルローズ」とも言われる食用バラが注目を集めています。その華やかな見た目とおいしさ、香りに魅了される方も多いとか。

 そんな食用バラには日差しが強くなるこれからの季節にぜひ取り入れたいビタミンC、アンチエイジング効果の高いビタミンE、ポリフェノールなどが豊富です。腸活に役立つ食物繊維も豊富で、10グラムでなんとバナナ1本と同じ量だけ含まれているのです。

 サラダなど、エディブルフラワー(食用花)を生のまま食べる以外に、ジュース、アイスやケーキのように、バラの花やエキスを利用した加工食品も多くあります。

 バラの香気成分はゲラニオール(geraniol)と呼ばれ、体内に取り入れると汗として体外へ出ていきます。ローズオイルを取り入れた研究もあり、皮膚から放出されるゲラニオール量は30~60分で最大になり、180分まで持続したそうです。エチケット剤としても効果的ですね。また、ローズオイルを摂取した群で、うつ病の方が低下しやすい脳内のビタミンA、ビタミンE、ビタミンC、β-カロテンが低下しにくいこともわかり、抗うつ効果もいわれています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ