著者のコラム一覧
西本真司西本クリニック院長

医師になって34年。手術室麻酔、日赤での緊急麻酔、集中治療室、疼痛外来経験後、1996年6月から麻酔科、内科のクリニックの院長に。これまでに約5万8000回のブロックを安全に施術。自身も潰瘍性大腸炎の激痛を治療で和らげた経験があり、痛み治療の重要性を実感している。

痛みの改善で精神も安定 運動や食事に気を使うようになり寛解

公開日: 更新日:

 今回は70代の男性、Bさんの例を紹介しましょう。大きな会社の人事部に所属していて、一度に50人くらいのリストラをする担当者です。会社存続のためとはいえ、多くの人の解雇に直面しなければならないストレスが、Bさんの心と体をむしばんでいたようです。

 大きなリストラを3度ほど行った後、潰瘍性大腸炎の症状が出たそうです。前に通っていた病院では10年間のうち6回入退院を繰り返し、炎症は直腸だけから大腸全体へと広がっていました。薬で症状を抑えながら仕事を続けていたのですが、発症10年後に大腸の全摘出を告げられ、手術をしたくなかったBさんは行き詰まりました。

 そこで潰瘍性大腸炎の経験者であり、病気を克服した私の著書(2004年、07年)を読み、09年に来院されたのです。

 私はBさんに漢方薬を処方しながら、クリニックでの治療は星状神経節ブロック療法、呼吸法、音楽療法、階段昇降などがあることを伝えました。星状神経節ブロックは、交感神経の過緊張を抑え、全身の血流を促進し、ホルモンの乱れや免疫のバランスを整えます。潰瘍性大腸炎はストレスによる交感神経の過緊張が原因で起こる疾患なので、この療法はとても有効です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網