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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

突然のサル痘感染激増…ニューヨークのLGBTQコミュニティに不安広がる

公開日: 更新日:

 ある患者はSNSを通じ、発疹部分にかなりの痛みがあることを訴え、別の患者はリンパ節の腫れ、頭痛、発熱、極度の疲労感などを共有。多くの関心が集まっています。

 サル痘を予防するワクチンはありますが、今国内に流通しているのはわずか19万回分で、全く足りていません。バイデン政権はさらに250万回分のワクチンを注文したと発表しましたが、届くのは来年になると見られています。こうした政府の対応の遅さや周知の不足にも、批判が出始めています。

 特に感染拡大を危惧しているのはLGBTQコミュニティです。ニューヨークの感染者のうち、実に6割をLGBTQが占めていますが、その理由はわかっていません。噂や憶測、間違った情報によって起こる差別や偏見を、彼らは感染と同じくらい恐れています。

 こうした中、あるアメリカの関係者は「もう感染を封じ込められる段階ではない」とコメント。

 もしそうだとしたら、今後いったいサル痘はどこまで広がるのか、ワクチンの確保はどうなるのか。政府からの正確な情報開示を求める声は、日に日に強くなっています。

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