コロナ感染者の10%に後遺症…「だるさ」「胃酸逆流」がリスクを上げる

公開日: 更新日:

■体力を取り戻すために散歩……はダメ?

「疲れを感じるようなら絶対にやめてください。繰り返すうちに非常に強い倦怠感に襲われるリスクがあります。そのまま寝たきり状態になる方を何例も見てきました」

■治療法は?

「だるさを避ける・胃酸逆流を起こさないといった生活の指導、鼻うがい、鼻の奥の炎症を取る上咽頭擦過療法、鍼灸、漢方薬などです」

■治る?

「フランスの調査では、1年間で完全に後遺症が消えた人は15%。85%は1年経っても完璧に症状が消えない。だから、後遺症が出たら、治癒や寛解を目指すのではなく、症状のコントロール法を身につけていきましょうと患者さんに伝えています。当院で寝たきり、または寝たきりに近い方も7割は改善が見られている。治癒しなくても、改善はする。決して希望を捨てないでほしい」

ワクチン接種3回で後遺症にならない?

「3回接種しても、後遺症になることはあります。しかし、感染しなければ後遺症は出ない。感染対策のためにワクチン接種は有効と考えています」

 イギリスの国家統計局の報告によれば、感染者の10%に後遺症が見られるという。注意するに越したことはない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々