なぜ在宅医とケアマネジャーは自分で決めるべきなのか

公開日: 更新日:

 特に注意したいのは24時間体制の医療をバイトドクターに委ねるような「なんちゃって在宅診療」だ。本人や家族の「医療選択」への思いに寄り添うのではなく、「何がなんでも延命」「可能な限りの精査や治療」という「医師としての標準的な選択」になりがちだ。結果として、看取りが間近な状態にもかかわらず、本人も家族も望まない救急搬送や入院になる事例も少なくないという。

「ケアプランから配食サービスの紹介まで幅広い業務を担うケアマネジャーですが、その選択にも注意が必要です。本来、誰にも忖度することなく患者さん本人の意思に従い、家族の負担を軽減するのにふさわしい介護環境を整えるべき存在ですが、その90%が施設や医療機関併設の居宅介護支援事業所になっています。簡単に言えば、『ひも付き』の仕事をしている介護の調整役の人が現実には多いということです」

 もちろん、こうした併設型に所属するからといって、必ずしも患者に対して不誠実とは限らない。ただ、ケアマネジャーの所属する経営者から、担当した患者を可能な限り、自分が持つ医療機関や施設に“誘導”する事例が多くなっており、その中立性、公平性が全国的に問題となっているという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ