風邪の自宅ケアでは要注意…子供に大人用の薬を飲ませてはいけない

公開日: 更新日:

 風邪によるひとつの症状に対してひとつの薬を用いるとしても、子供の場合は注意が必要だ。まずは熱を下げるために使う「解熱鎮痛薬」が該当する。

「解熱鎮痛薬には『NSAIDs』(エヌセイズ)と呼ばれる非ステロイド性抗炎症薬(アスピリンやジクロフェナクなど)と、『アセトアミノフェン』(カロナールなど)の2種類があります。両者の大きな違いは炎症を抑える作用があるかないかで、NSAIDsは抗炎症作用があり、アセトアミノフェンにはほとんどありません。小児におけるウイルス疾患の解熱には、アセトアミノフェンが安心して使える薬です。水ぼうそうやインフルエンザの時に小児に対してアスピリンを使用した場合、急性脳症や肝臓の脂肪浸潤を引き起こすライ症候群の発症を高めることがわかっています。また、ジクロフェナクナトリウムなどの一部のNSAIDsは、インフルエンザ脳症発症時の死亡率を高めることが知られています」

■抗菌薬の中にも子供には使ってはいけないタイプが

 咳止めの中にも、子供に使う場合は注意すべきものがある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち