コロナかも? その症状は近年増加の「肺NTM症」かもしれない

公開日: 更新日:

 風邪かと思っていたら、咳や痰が続く。咳が出始めたら止まらない。横になると咳が続く──。今なら一見コロナを疑うが、「肺NTM症」の可能性もある。

 ◇  ◇  ◇

 結核を起こす結核菌は「抗酸菌」という菌の一種。そして、肺NTM症を引き起こす「NTM」も、抗酸菌に含まれる。

「抗酸菌のうち、結核菌と、らい菌以外を総称してNTM(非結核性抗酸菌)といいます」

 こう話すのは、肺NTM症の調査、研究を行い、多数の患者を診ている複十字病院呼吸器センターの森本耕三医長。

 肺NTM症は聞き慣れない病気だが、NTMは身近に存在する。

「水や土壌といった自然環境、そして家庭環境にもいます。風呂場、シャワーヘッド、水道、浴室の蒸気、皿洗いなどで生じるミストといった水回り。ガーデニングなど土いじりの最中にNTMを吸い込み、感染する人もいます。自然環境から家庭環境とかなり幅広いので、暴露を完全に避けるのは難しい状況」(森本医師=以下同)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か