著者のコラム一覧
安井謙二整形外科医

東京女子医大整形外科で年間3000人超の肩関節疾患の診療と、約1500件の肩関節手術を経験する。現在は山手クリニック(東京・下北沢)など、東京、埼玉、神奈川の複数の医療機関で肩診療を行う。

「うつぶせ習慣」猫背やスマホ肩の人の肩痛対策に1日数分でOK!

公開日: 更新日:

 最近、うつぶせで寝たことはありますでしょうか。

 実は大人になると意識的に行わないかぎり、朝起きてから夜寝るまでの間にうつぶせになることはほとんどなくなります。

 子供の頃は毎日の遊び自体が全身を刺激していました。

 家の中でも屋外でも、汚れなど気にせずコロコロ転がりながら、さまざまな体の使い方を誰しも自然と習得していたことでしょう。

 しかし成長につれて動作のバリエーションが徐々に減ってきます。大人になると、積極的に運動しない限り、座る、立つ、寝る、のいずれかの姿勢が日常のほとんどを占めることになります。使われていない身体部分はどんどんと衰えていきます。関節や筋肉なら硬くなり、難なくできていたはずの動作が気づいたときにはできなくなってくるものです。

 それでも人間は弱いものです。トレーニングをして失われつつある機能の回復を目指すより、いま残された運動機能で生活に必要最低限の動作だけで済ませがちです。

 特にうつぶせは呼吸がしにくい、手の置き場所がない、首がつらいなど、大人にとって決して自然で楽な姿勢ではありません。だから眠る時も、あおむけ寝や横向き寝はするのに、さほどうつぶせ寝はとらないのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?