著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【クチナシ】目の疲れを改善 毛様体筋に働くクロセチンが豊富

公開日: 更新日:

 また、クロセチンは抗酸化力が非常に強いことや、血流を改善する効果があるといわれています。なぜ、抗酸化力と血流が関係するかというと、血流不良の原因とされるもののひとつに、紫外線やストレス、喫煙などによって生じる活性酸素があるからです。体内の活性酸素を除去することで、血流を改善するというわけです。血流が増加すれば、疲れ目からくる肩凝りも一緒に改善できることがわかっていますので、まさに一石二鳥!

 他の研究でもクロセチンの健康効果が確認されています。血栓症モデルラット・マウスを対象にした実験では、血栓症を予防する効果や動脈硬化予防に役立つことが期待されています。また、血中脂質の上昇を抑える作用を持つこともわかっているので、高脂血症予防効果も期待されています。コレステロールが高い方にはおすすめです。

 時間栄養学ではブルーライトを夜浴び続けると夜型になりやすいといわれています。目を休める夜の時間帯にぜひ、クチナシを煎じて飲んでみるのもよいでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景