長引く息苦しさや発熱の正体は「薬剤性間質性肺炎」かもしれない

公開日: 更新日:

 薬剤性間質性肺炎を疑うポイントは次の通りだ。

【新たに薬の服用を始めてから3週間以内に咳、息切れ、発熱の症状がある】

「息苦しさの他に、5日以上の発熱が続く場合には、間質性肺炎、細菌性肺炎なども疑わなければなりません。息切れが長引くようであれば、呼吸器内科を受診してください」(大谷院長)

【60歳以上の高齢者、喫煙歴、肺病変の既往歴、呼吸器の低下に該当する】

「さらに、免疫力が低下している人は特に注意が必要です」(相良教授)

【薬剤性間質性肺炎の発症歴がある】

「すでに発症歴がある人は、他の薬剤によっても引き起こしやすい体質である可能性が高いです」(相良教授)

 薬剤性間質性肺炎を起こさないためには、漢方薬などの服用の仕方にも気を付けたい。

「漢方薬やサプリメントを含むどんな薬でも、薬剤性間質性肺炎を引き起こすリスクがあります。特に漢方薬には似た成分を含むものが多いため、以前に漢方薬で薬剤性肺炎を起こした人は、今後すべての漢方薬の服用を控えるべきです」(大谷院長)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも