著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

電気自動車の普及で寿命が延びる? 大気汚染による早期死亡が減ると米国の研究チームが報告

公開日: 更新日:

 解析の結果、電気自動車の普及による恩恵が最も大きかった都市圏はロサンゼルスで、年間で1163人の早期死亡を回避し、126億1000万ドルの医療費削減に相当すると見積もられました。また、ニューヨークでも年間576人の早期死亡が回避され、62億4000万ドルの医療費削減に相当すると見積もられています。

 この解析では、自動車の電動化のみが分析対象となっており、自動車の生産工程や、発電に伴う大気汚染物質は考慮されていません。

 電気自動車の普及と同時に、エネルギー生産や製造販売におけるゼロエミッションにも取り組む必要があるように思います。

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