著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

帯状疱疹の原因はコロナワクチン?米国の研究チームが報告

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスワクチンを接種した後に、帯状疱疹を発症したとされる症例が報告されています。帯状疱疹は、水ぼうそうと同じヘルペスウイルスによる感染症で、帯状に広がる皮膚の発疹が特徴です。

 このウイルスに初めて感染した場合、水ぼうそうを発症しますが、病状が治癒してもウイルスは神経の奥深くで休眠状態となります。何らかの原因で免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化し、皮膚に発疹をもたらすのです。

 新型コロナウイルスに感染すると、帯状疱疹を発症しやすくなることが報告されており、ワクチン接種との関連性にも関心が集まっていました。

 そんな中、米国医師会が発行しているオープンアクセスジャーナルに、新型コロナウイルスワクチンと帯状疱疹の関連性を検討した研究論文が2022年11月1日付で掲載されました。

 米国で行われたこの研究では、新型コロナウイルスワクチンの接種後に帯状疱疹を発症した1451人の患者(平均51.6歳)が対象となりました。ワクチン接種と帯状疱疹に因果関係がある場合、ワクチンを接種してから短期間で帯状疱疹を発症することになります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁