「モーツァルト」を聞くと頭が良くなるのは本当か? 集中力が高まる?

公開日: 更新日:

 そもそも人は音を鼓膜で空気の振動としてとらえます。その振動は内耳の感覚細胞で神経信号に返還され、大脳皮質に向かって伝達されます。その過程で音を構成する信号の性質は変形・加工され、皮質聴覚野で知覚され認識されます。このとき、音の大きさや高さなどは第一次聴覚野で認識されますが、それだけでは「音楽を聞く」ことにはなりません。リズムやピッチ、音色やメロディーなどを認識するにはより高度な脳の機能が必要で、聴覚野のニューロンの興奮が大脳皮質の他の領域に伝えられ、情報処理されたうえで、側頭葉にある聴覚連合野に送られて、音楽として認識されるのです。ですから、事前に「音楽を聴く」ことは脳全体を活性化し、そのことにより、空間認識問題が解決しやすくなったと考えられます。

 ただし、音楽はモーツァルトである必要はなく、楽しめる音楽なら何でも良いという意見もあります。ちなみに、さまざまな実験から胎児に音楽は伝わっているといわれますが、胎児がそれを楽しんでいるかどうかはわかりません。

(弘邦医院・林雅之院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒