明治期の東京のメガネ店 一般教育の普及が後押しとなり続々開業

公開日: 更新日:

 松島藤五郎商店(現松島眼鏡店)もまた鏡師出身で、銀座に店を構えてからは外国人相手のホテルに出入りし、官界にも多数の顧客がいたそうです。

 その後も続々と眼鏡店が開業していきます。たとえば、士族の長男の白山斉明が作った白山眼鏡店(現東京メガネ、明治16年)、金鳳堂(明治20年)、松本仙太郎商店(現松仙べっ甲製作所、明治20年)、東京帝国大学などの眼科から指定・推薦を受けた高田巳之助商店(現高田眼鏡店、明治34年)などです。

 当時、色眼鏡(サングラス)や洒落メガネ(度なし)、大き目な丸メガネなどの流行もあり、眼鏡業界は勢いを増していくのです。

(メガネウォッチャー・榎本卓生)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃