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森大祐整形外科医

整形外科全般診療に長年携わる。米国トーマスジェファーソン大学で人工肩関節の臨床研究を行い、2000例超の肩関節手術を経験。現在は京都下鴨病院で肩関節や肘関節、スポーツ障害患者に診療を行う。サイトで整形外科疾患の情報を発信。

コロナワクチン接種後の肩の痛みは「SIRVA」の可能性あり

公開日: 更新日:

 読者のみなさんは、「SIRVA」という障害をご存じでしょうか。「Shoulder Injury Related to Vaccine Administration」の略で、「ワクチン接種に関連した肩関節障害」のことを指します。

 SIRVAは、肩の筋肉にある滑液包へワクチンの薬液が間違って注入されたことが原因で起こると考えられています。

 ただ、滑液包へ本当に注射されたかどうかはわからず、注射の仕方に関係なく起こる可能性もあります。適切な治療で改善や完治することが多いですが、日本では医師、患者さん共に認知度が低く、症状が重くなってから来院される方が散見されます。

 2022年はコロナワクチンを複数回接種された方が激増し、SIRVAを疑う患者が日本全国に見られるようになりました。インフルエンザワクチン後でもSIRVAを疑う患者はおられます。しかし、コロナのワクチン接種が日本全国で行われるようになってから、SIRVAの患者が増えました。

 まずは、初診時の患者さんの典型的な様子を例として挙げます。

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