「マイクロCTC検査」で全身のがんを早期発見 1回5分の採血でOK

公開日: 更新日:

がん検診で画像検査を受けた際に、何か異常があっても、それが良いものか悪いものなのか分かりません。その場合、組織を取り出すといった生検を行いますが、肺などは患者さんの負担も大きく、手軽に実施するのは難しい。そこで、CTC検査を組み合わせる方法をおすすめします。画像検査で異常がみられCTC検査も陽性なら、本当にがんであると疑う判断材料になります」

 すでに、CTC検査が進んでいる欧米では、がんの治療をして再発が心配な人に対し、再発を早期発見する目的でも使われているという。がんの治療前後での血中のがん細胞の数を見て、減っている人はがんが治りやすく、減っていなければ治療抵抗性があると考えられるため、次の治療法を考える判断材料にもなるそうだ。

 検査の価格は1回19万8000円。すでに全国約90カ所のクリニックでマイクロCTC検査の導入が決まっている。5月8日以降、全国の提携クリニックで順次検査が行われる予定だ。

 多くのがんは、より早期に発見すると治る確率が高くなるので、気になる人は検査を検討してみてはどうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方