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王瑞霞医学博士、中医師、鍼灸師

日本医学柔整鍼灸専門学校鍼灸学科専任教員。中国山東中医薬大学卒業。中国北京中医薬大学大学院修了。日本大学医学部医学博士。鍼灸師、登録販売士。

漢方薬の間違った服用方法…飲み合わせ、量、タイミング

公開日: 更新日:

 さらに、以前処方してもらった漢方薬を、今回も同じような症状だからと残っているものをまた服用する。自分と同じ症状がある家族などに譲る……。たとえ同じ症状でも、時間が経過すれば体質も変わります。自分とは違う人の場合なら、なおさらです。このことを漢方では、同じ症状でも「証」が異なるといいます。

 証とは、自覚症状や外部からの所見に、体質、体力、抵抗力など個人差を加味した漢方医学独特の用語で、証が異なれば漢方処方も異なってくるわけです。

 漢方薬は安全、というイメージがあるかと思いますが、薬である以上副作用があります。間違った服用をすれば、思わぬ副作用が発生するリスクがあることを念頭に置いていただきたいと思います。

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