著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

知的作業に集中する前に「水」を飲むと、脳が活性化する

公開日: 更新日:

 縄跳びは、脳に酸素を送り込むだけではなく、脂肪燃焼効果が高く、短期間で体脂肪を落とす効果があります。また、肺や血管に適度な負担をかけることで、酸素を取り込んだり運搬したりする能力の増強、さらには、全身に適度な負担がかかるため、毛細血管が発達して酸素を運搬する能力が向上し、持久力の強化も期待できます。ダイエット効果や持久力の向上にも役立つというわけです。ボクサーが、縄跳びをトレーニングに取り入れるのは、まさしく体重を落とし、持久力が育まれるからです。

 縄跳びは縄さえあれば、どこでもできますから、まずは1分間に60回くらいを目安にして、3分間続けて跳んでみるといいでしょう。少し休憩して、3セット行えば、先述した10分の運動という条件を満たします。

 また、脳の活性化を促す意外なアクションとして、「水を飲む」が挙げられます。

 イースト・ロンドン大学とウェストミンスター大学の研究者らが行った実験(2013年)によると、知的作業に集中する前に約500ミリリットルの水を飲んでおくと、飲まずに作業を行った場合に比べて脳が活性化する結果が分かったといいます。

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