尿漏れの対策で特に重要なポイントは「生活の見直し」と「行動療法」

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 過活動膀胱の治療は、まず生活指導と行動療法だ。

「生活の見直しは欠かせません。水分、カフェイン、アルコールの取り過ぎを避ける。塩分の摂取量減少は、夜間頻尿対策に効果的です」

 行動療法では、少しずつ排尿間隔を延ばして膀胱の容量を増加させる膀胱訓練、骨盤の底にある筋肉を鍛える骨盤底筋訓練が一定の効果がある。

「尿意切迫感に伴い尿が漏れる切迫性尿失禁と、運動時やくしゃみ・咳の時に尿が漏れる腹圧性尿失禁の両方がある肥満女性は、体重を3~5キロ落とすと有意な改善が見られたとの研究結果も出ています」

 並行して薬物療法も行う。β3受容体作動薬、抗コリン薬のいずれかを使う。抗コリン薬は認知機能の低下が指摘されているものもあるが、過活動膀胱で使われるものは問題ない。また、どちらか一方の薬だけでは効き目が悪い場合、高橋医師は両方の薬を使うこともある。

「一般的に薬の服用をやめると症状がぶり返すとみられており、服用は継続するという考え。ところが薬の継続率は悪く、やめてしまった患者さんのその後を調べた医師がいるんです。その報告によると、薬をやめても大丈夫な人が少なからずいる。症状には波がある上、生活の改善と行動療法も取り入れているので薬なしでも過活動膀胱とうまく付き合っていけているのではないか」

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